Pit Room 7Mプラグ交換編

文責 アラム

スパークプラグは消耗品です。
7Mの場合、純正でプラチナプラグが装着されていますが、
その寿命はおよそ10万キロといわれています。
最終型の平成3年式の車でも既に10年以上製造されていてから
時間が経過していますので、プラグが寿命を向かえて車は
多いでしょう。

そこで、プラグの交換方法を紹介します。


エンジンルーム外観です。純正と違うのは、タワーバーとブローオフバルブが装着されている点です。
タワーバーはプラグ交換時に邪魔になるので取り外します。(機械式ブーストコントローラも純正と違うところですね^^;)
反対側も取り外します。
次にインテークパイプを取り外します。
エアクリボックスの脇に10ミリのクランプで止まっています。これを緩めてください。
次に、タービン上の部分からもインテークパイプを取り外します。パイプを抜くときは、引き抜くのではなく、ねじりながら抜くと抜きやすいです。
次に、スロットル前のインテークパイプをはずします。写真中央の2連のホースバンドのうち、スロットル側をはずしましょう。
インテークパイプとともに、2本並行にブロー倍のとおるパイピングがありますが、そちらもクランプをはずして置いてください。
クランプは、各カムカーバーの上、スロットルの横にあります。
本来、ここには樹脂製のカバーがあるのですが、私のエンジンにはありません。はずしてしまいました。
ここのカバーは、プラグコードの前の10ミリのナット、ベルトカバーの後ろの10ミリのナットをはずした後、エンジンオイルのフィラーキャップをはずし、カバーをはずしてください。
カバーをはずしたら、オイルフィラーキャップを取り付けてください。これは、エンジン内への異物混入を防ぐためです。
インテークパイプには、このように、平行に走っている2本のパイプが止まっていますので、手前側は10ミリ、奥は12ミリのボルトをはずして置いてください。
平行に走っているパイピングをはずした後、インテークパイプがカムカバーに取り付けられているステーと接続されているので、その12ミリのボルトを取り外してください。手前側と奥側の2本あります。(奥側は写真には写っていません)
先ほどの奥側のボルトをはずしたところです。
ここで、イグナイターを取り外します。手前側と奥側、計4箇所10ミリのナットで止まっています。カバーを前の行程で外した方は、手前のナットは既に外されているはずです。
そして、タービン横に、エンジンに向かって写真中央のようなボルトがあります。こちらを外さないと、インテークパイプと並列しているパイピングは外せません。
このようにして全てのパイプを外すと、このようになります。これで、全てのプラグを外すことが出来ます。
私は横着して一部のパイピングを取り外さず、移動させて作業を行いました^^;。

プラグは、専用のプラグレンチ(16ミリ)で取り外します。
プラグを外した後はプラグホールに異物を落とさないように気を付けて下さいね。
新しいプラグを取り付ける場合は、プラグホールの壁などにぶつけないように、
慎重に取り付けてください。もしぶつけると、プラグが曲がってしまい、性能が低下する
なんてことも考えられます。
取り付けるときは、軽い力で、プラグレンチを回し、止まったところで、1/4回転まわしてください。
これで、適正トルクで取り付けられます。

全てのプラグを取り付けたら、プラグコードを取り付け、元に戻してください。
ここで、始動テストをし、軽くアクセルをあおって、正常にふければOKです。




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