Pit Room サテライトスイッチのLED化改造編

文責 ma-donさん


サテライトスイッチのLED化改造について

 サテライトスイッチの電球、これがまたよく切れるんですよね。
 オ−ナ−さんのなかには初めから点かないものと思ってる人もいるほどですから o(^^;;)m""。
 でも、以前に電球交換の方法を説明いたしましたので、ここが点灯するということはだいぶ知られたことと思います o(^^)7"" 。
 さて、今回はさらにステップアップ?して、この電球をLEDにしてしまおうというもの
です。上手く作れば電球より美しく発色・点灯し、しかも長寿命ときたもんだ(笑)。
どうです? 試してみる価値はありそうでしょ?
 では、ご説明いたしましょう o(^^)/"""  

この記事を参考にする前に・・・

 この記事は、私が実際に改造・使用しているものを基に作成しております。
 使用したLEDは5Φ・3Φの高輝度タイプ、抵抗は1.0kΩのカ−ボン抵抗です。
LEDへの抵抗接続はアノ−ド側にしました。抵抗はソリッド抵抗を使ってもよいですし、
抵抗を使わずに低電流ダイオ−ド等でもかまいません。また、カソ−ド接続を推奨している
文献等もありますが、今回は入力電流・電圧が不安定である車で使用することを考えて、
私はアノ−ド接続にいたしました。この辺は賛否いろいろあろうと思いますが、技術的知見を
お持ちの方は、各自で工夫してください。
 しかしながら、これが完全というものではありませんので、あくまでも参考例としてお考え
いただくようお願いいたします。また、改造後に起きます諸問題につきましても、当方は
責任を持ちかねますので、あくまでも個人の責任において取り扱ってください m(_ _)m 


1.  まず、各スイッチのパネルを加工します。

これはLEDの発色を透過させるために必要です。純正タイプのままでいきたいという方は、次のステップへ進まれても結構です。

 ①  細めのマイナスドライバ−(これ2本用意しておくと今後も作業が楽です)で、
    スイッチボックスから操作部分を取り外します。このときに、A/Dスイッチと、
    リアデフォッガ−スイッチは、小さなスプリングと球がボックス内にあり、これが
    落っこちてしまう場合があるので注意してください。

 ②  外した操作部分から、パネルを取り外します。裏側からドライバ−で押して
   やるとはずれます。(画像はリアデフォッガ−スイッチパネルの裏側です)


 ③  ヤスリ等で、裏側に付いている蓄光塗料を削り取ります。



 ④  パネルをスイッチ操作部に接着剤を使って、接着します。



2. A/Dスイッチ・リアデフォッガ−スイッチの改造

 ①  この2種類のスイッチは、ボックスに発光室があります。LEDは照射角が
   電球よりせまいので、光を反射させて均一に発光するようにします。
    発光室の側面に銀紙等を貼り付けて、光を反射させるようにします。


 ②  電球をソケットから抜き取り、LEDと交換します。LEDのアノ−ド側(リ−ド線
   が長いほう)に抵抗を半田付けします。ユニットにうまく組み付けられるように、
   あまり長くしないように o(^^)m"" 。
    抵抗はカ−ボン抵抗で充分だと思います。抵抗値は1.0kΩ〜1.5kΩが発
   光量からも安全性からもよいかと思います。なお、リアデフォッガ−スイッチの
   作動灯には3ΦのLED+1.5kΩの抵抗の組み合わせがよいと思います。 


 
 ③  いよいよ回路に組み付けます。
    アノ−ド側・カソ−ド側に注意して組み付けましょう。反対にすると・・・・・
   点灯しないぞ(爆)。
    接続部を左にした場合、それぞれ下側にくる方に抵抗を組み付けた方がくる
   ように取り付けます。



 ④  操作部を組み付ける前の状態です。
   5ΦLEDを使用した場合、スイッチボックスの穴をヤスリで少し大きくする必要
   がある場合があります。あと、スイッチ基盤の後ろ側(接続側)をヤスリで削る
   必要がある場合もあります。   


 ⑤  1.で作成したスイッチ操作部を組み付けて、はいできあがり〜 o(^^)/"""
 
  
3. フォグランプスイッチ・ハザ−ドスイッチの改造

 ①  この2種類のスイッチは、ボックスに発光室がありません。LEDは照射角が
   電球よりせまいので、なるべく前に出して、光を均一にパネルを透過するように
   します。
    電球をソケットから抜き取り、LEDと交換します。LEDのアノ−ド側(リ−ド線
   が長いほう)に抵抗を半田付けします。ユニットにうまく組み付けられるように、
   あまり長くしないように o(^^)m"" 。
    抵抗はカ−ボン抵抗で充分だと思います。抵抗値は1.0kΩ〜1.5kΩが発
   光量からも安全性からもよいかと思います。 


   
 ②  電球の代わりに①で作成した部品を取り付けます。このとき、アノ−ド側・
   カソ−ド側に注意して組み付けましょう。反対にすると・・・・・
   点灯しないぞ(爆)。
     ハザ−ドスイッチは黄色/赤色線が付いている方がアノ−ド側、黒色線が
   付いている方がカソ−ド側です。


     フォグランプスイッチは、矢印をつけた部分がアノ−ド側です。


 ③  1.で作った操作部を取り付ける前に、LEDの位置をラジオペンチなどで調   整します。このときやや下側にするとよいでしょう。また、調整したときに、中で
   リ−ド線がショ−トしないように注意してください。

 ④  1.で作成したスイッチ操作部を組み付けて、はいできあがり〜 o(^^)/"""


4.完成例です。





  詳細デ−タ:イルミネ−ション部
          LED:日亜化学製超高輝度白色LED(5Φ:照射角20度)
          抵抗:カ−ボン抵抗1kΩ、LEDアノ−ド側に接続
          照度調整のために、水色透明のアクリル板を組み込んでいます。
          リアデフォッガ−作動灯
          LED:メ−カ−不詳超高輝度オレンジ色LED(3Φ:照射角不詳)
          抵抗:カ−ボン抵抗1.5kΩ、LEDアノ−ド側に接続




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